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POST:木下 凌輔 2023.06.10
操法!!
こんにちは、大工の木下です。
私は地元の消防団に所属しており、今年は4年ぶりに開催される操法大会に参加させていただきます。
操法というのは知らない人の方が多いと思いますが、日本の消防訓練における基本的な器具操作・動作の方式を競技として、火点を射抜くまでのタイムや個々の技術、チームの同調性などを競うものです。
本番まで2ヶ月弱ほど練習期間がありますが、仕事を終えてからグランドへ行き夜間練習というのが毎日のように続き、団員にとっては体の負担が大きく、そして小さな子どもがいたり家庭を持っている団員には、その家族の負担もまた大きく、操法に対してあまりよく思っていない人が多いのも現実です。
自分は4回ほど出場歴がありますが、やはり初めての時は嫌だなと思ったりすることが多々ありました。そんな辛い時期を乗り越えられたのは仲間同士での励まし合いや自分よりも多く経験している先輩達の言葉です。
自分が特に印象に残っている言葉がいくつかあります。
『俺は大人の部活だと思ってやっとる!』
『カッコ悪いことをいかにカッコよく一生懸命やるかだ!』
『これだけ毎日顔を合わせとった奴らと終わって急に会わなくなると寂しくなるぞ!』などです。
そんな言葉に救われていつの間にか操法のことが好きになっている自分がいました。
そして最後に選手として出場した時には地区大会優勝、最優秀操法作品賞受賞といった経験をすることができました。
今年私のチームは操法が初めてだったり経験が少ない若手チームで出場ということで私は選手としてではなく、自分の経験や技術を伝えながら練習のサポートをしています。
できない自分に悩みながらも声を出して、ホースを投げて、全力で走る姿を見ると…まだまだ自分も負けずに選手をやりたいなと思いますが、まずは今年後輩達が本番で自分の力を100%発揮し結果を残せるよう最後までサポートをしていきたいと思います。
最後に、自分が夜いない中、子供達の面倒をみてくれている奥さん、頑張ってくれている子供達に感謝!!