井坪工務店

TEL 0265-22-5262

OPEN 9:00~18:00 水曜定休 

HISTORY

井坪工務店誕生のものがたり

ものづくりの道へ

創業者である井坪務(1941〜2010)は、幼い頃から体格は小さいながらも運動と算数が得意な活発な少年でした。
何よりも工作が好きで手先が器用であったことから、将来は『ものづくりを生業としたい』と思っていました。
務が生まれ育った家は、隙間風の入る古い平屋。
早くから手に職をつけて家庭を支えたいという思いと、家族を暖かな家に住まわせたいという思いから、中学を卒業すると大工職人の道に進みました。

技と心を磨く

戦後からの経済成長と急激な人口増加。その時代の要請から大工を始めとする職人を志す若者は多かったと聞きます。そんな多くの大工職人、見習いがいる中で、務がその類まれな才能を開花させたのは早く、入職して3年目18歳の頃には、木取りや墨付けなど当時の棟梁が行なう仕事を担当し、先輩にも指導するほどに成長していました。

つくって守るが
当たり前

つくって守るが
当たり前

務は培った技術を武器に23歳で独立すると、親方からの口利きも有り、次々と仕事が舞い込みました。当時を振返り務は言いました。『よくあんな小僧に一生に一度の家づくりを任せてくれた…』と。生前の務の口癖『一度建てたら親戚同様のお付き合いがしたい』はこの時代の感謝の思いから生まれた覚悟の言葉です。
『家はつくったら守るのが当たり前、それが職人だ!』そんな強い信条とリーダーシップを持つ務の元に、やがて大工職人達が集まっていきました。
そうして昭和44年、木造建築の職人集団・井坪工務店が設立されました。

住まいづくりは
人づくり

住まいづくりは
人づくり

設立当初18人いた職人達は、会社組織として精力的に仕事をこなしていきました。
しかし第一次オイルショックの頃、多くの職人達が会社を離れた時期がありました。その時、会社にとどまった志を共有する5人の棟梁達を集めて、『5人衆』と呼ばれる結束の固い職人集団を組織。全員が卓越した技術を持ち、真摯な心で施主の要望にこたえる家をつくり続けました。
この5人衆が棟梁として後進の指導にあたり、現在の棟梁達に『技と心』を伝えていったのです。
大工としての自身の経験と5人衆を組織した当時の経験を元に、務が考えだした会社経営の理念は、職人としての技と心を継承していくために『人を育てる』という事でした。

企業は人なり

人を育てることこそ会社発展の基礎であり、企業の安定は雇用の創出、ひいては地域への社会貢献に通じます。同時に、住まいづくりを通して地域に脈々と受け継がれてきた伝統的な職人の技を継承することも、伝統の在来工法で木造住宅を供給している同社の使命であると考えたのです。
『家はつくったら守るのが当たり前』。
家をつくるのも守るのも『職人』です。職人の技術、それは全て手仕事の技によるもの。
家は良いも悪いも『職人の技術』で決まりますが、その技術は真摯な心が育てます。つまり職人は『技』だけでは半人前、技と心が兼ね備えられて一人前なのです。
創業から半世紀、務の目指した家づくりを極める為に、井坪工務店では現在も、先人達から伝わる高度な手仕事の技術と『ものづくり魂(クラフトマンシップ)』という職人の心を伝え続けています。