井坪工務店

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中村 正憲
スタッフブログ
POST:中村 正憲 2022.10.22

ご縁

こんにちは。工場の中村です。

先日、足の痛みと痺れが悪化してきたので

病院で診てもらいました。

骨には異常はなくもっと詳しく診るためにMRI検査をすることになりました。

今まで50数年の間、体の不調もなく多少のことは数日で回復していたこともあり、

体が何事もなく動いていた事にこれといって何も感じることはありませんでした。

いざ体に不具合が出てきて、今まで当たり前と思っていた事は実はとても有り難い事だったと感じました。

神様から授かった自分の体も工場の機械と同じようにメンテナンスが大事だと

感じた出来事でした。

 

そんな中、クラフトファクトリーでは高森町で開催された体験型イベントに

出店をしてきました。

出店のきっかけはインスタグラムの投稿からでした。

夏休み子ども工作広場で製作するものの試作品を投稿したものを

主催者が見てDMを通して連絡をいただきました。その時はタイミングが合わず

話はできなかったのですが、数週間後に出店スペースに空きが出来たとの事で

再度連絡を頂きました。その後打ち合わせもでき出店が決まりました。

そんな出来事の中で「ご縁」というものを意識する事がありました。

ご縁というのは不思議なもので「物事はすべて繋がって成り立っている」という考え方だと何かの本で読みました。これは、仏教でいう「縁起(えんぎ)」の教えです。縁起とは「因縁生起(いんねんしょうき)」の略です。物事には因(原因)があり、それに縁が作用して生起(物事/結果が起こること)すると読み解きます。

出合い一つにしても、数えきれない無数の事がらが関係しあって成り立っています。

無数の事がらが一つでも欠けていれば、その出合いはまた違ったものであり、極端な言い方をすればその出合い自体が存在していなかったかもしれません。

と、書いてありました。

普段、当然のように人と会って、ご飯を食べ、何気ない生活をしていても

どれも奇跡的な事で当たり前ではないという事。人と人とのご縁も健康でいられる事もまた有り難い事だと感じたそんな夏の終わりの出来事でした。

 

 

 

 

出会い一つにしても、数えきれない無数の事象が関係し合って成り立っています。別の言い方をすると、無数の事象が一つでも欠けていれば、その出会いはまた違ったものになり、極端な言い方をすれば、その出会い自体が存在していなかったかもしれません。

実は、今直面している私たちのそれぞれの現状は、無限に広がる生起の重なり合いによって成り立っており、不可思議としか言いようがありません。これが「ご縁」という言葉の中身です。

「ご縁」という言葉は縁起に由来していますが、本来ならば「縁」だけで充分です。しかし、「縁」の前に「ご」が付くのはなぜか考えたことはあるでしょうか?

普段、私たちは当然のように人と会い、ご飯を食べ、生活していますが、実はどれ一つとっても不可思議なことであり、当たり前ではないのです。無意識にも二度と巡り遇うことができないという感覚がはたらき、有り難い(めったにない)という感謝の気持ちが起こり、「縁」を尊ぶために「ご」という敬語を付けて「ご縁」というのです。