井坪工務店

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井坪 寿晴
代表ブログ
POST:井坪 寿晴 2022.09.30

外と繋がる家

皆さんこんにちは、社長の井坪です。

休みが続いた次の週の始まりは“やる気”の着火に時間がかかりそうに感じますが、今週は『はい!井坪工務店です!ありがとうございます!』と明るく電話対応する朝イチの事務員の声に『はっと』スイッチを入れられ始まりました。

【やる気スイッチ】を入れなければイケないはずの私ですが、サラッとした普段対応に気付かされた一コマ。注意や指摘より大事なことは背中を見せること(態度を見せること)なんだな〜と肌で感じた朝でした。

 

さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

木曜日に発行された【週刊いいだ】の特集記事に『地に足の着いた暮らし 〜平屋スタイル〜』という弊社井坪工務店の記事が掲載されました。

最近人気の平屋ですが、元々平屋の歴史は古く『最近流行り?』と呼ぶべきなのか悩みますが、とにかく人気の高い平屋です。

私も幼少期は祖父の時代に建てられた古い平屋に住んでいましたので、中学生位までは平屋住まいでした。

それから父が2階建ての本宅を高校2年生くらいの時に建てたので私が結婚する26歳までそこに住んでいました。

そして20代後半で自身の自宅を建築したのですがやはり平屋でした。子供の成長に伴い“御神楽”という平屋を2階建てにする工事を施し現在は2階建てですが、成人した娘が2人とも都会に住んでいるので、今は1階(平屋部分)でほぼ生活できています。

家族構成の変化や老朽化など建築のニーズは様々ですが、自分のわずか50年の人生においても住居のニーズ変化が多いので、住まい方を工夫して平屋のままでも良かったかもと思っています…娘たちに叱られそうですが(笑)

生まれた当初に住んでいた祖父の平屋はサッシではなく木戸で縁側がついていて、焚付の長州風呂!夏は涼しく快適なのですが冬はとにかく寒いので、皆で引っ付いて寝ていたような…縁側は毎日様々な人が訪れるコミニティーの場であり、多目的に使われていました。外交的な祖母の人柄もあってか、とにかく人寄りが多い家で食卓に家族以外の方がいらしゃる事は日常茶飯事でした(笑)。

父の建てた家も二間続きの和室とそれを取り巻く縁側部分が平屋造りで、縁側からの庭が四季を伝えてくれて、外と和空間とがいい感じで繋がっています。

私の家は当時最先端と言われた技術が盛り込まれた住宅ですが、縁側のようなものはありません。断熱性もセキュリテイーも高いと思います。言わば他の2軒よりも【断然!性能の高い家】です。

でも他の2軒よりいい家か?と問われると戸惑うのです。

それは住まいや暮らしに求められることが性能から生まれるものばかりではないからかも知れません。外と繋がり人を結ぶ情緒性みたいなものは結構大切なことなのかも…

歳を重ねてから見えてくるものの違いを感じている私です。感謝!