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POST:井坪 寿晴 2025.07.25
深くなるという進化
皆さんこんにちは、社長の井坪です。

J-WALKの「何も言えなくて…夏」♪
若い頃によく聴いた懐かしい一曲ですが、「短い夏の終わりを告げる」なんて歌詞がありました。
あの頃の夏は、どこか儚くて、あっという間に過ぎていったような記憶があります。
けれど、今はどうでしょう。
北海道で40度を超えるようなニュースまで飛び込んできて、「こんなに長くて厳しい夏、昔はなかったよなぁ」と、しみじみ感じています。
四季の輪郭が少しずつ変わっていく中で、私たちの暮らしや感覚も、気づけば変わっているのかもしれませんね。
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は今年で54歳になりますが、微かな記憶が残る50年前の子ども時代を思い返すと、今との違いに驚かされます。
小学校の校庭には冬になるとスケートリンクができて、朝の冷え込みで氷がよく締まり、キュッキュッと音を立てて滑った感覚は今でも覚えています。
夏はもちろん暑かったけれど、気温が35度を超えるなんて日はほとんどなく、扇風機の風でさえ「涼しいなぁ」と感じたものでした。
春には梅や桜の香り、秋には夕暮れの金木犀と落ち葉の匂い…
四季のリズムが生活の中に溶け込み、自然と寄り添う暮らしがあったように思います。
でも、今は違う。そして、未来はもっと違うのかもしれない。

冷房がないと命に関わるような猛暑日が続き、季節のグラデーションはどこか急ぎ足。
雨の降り方ひとつとっても、かつての“しとしと”が“ドシャッ”になっている。
温暖化という言葉が教科書やニュースの中だけでなく、自分ごととして感じられる時代になってきました。
頭では「地球のために何かしなきゃ」と思っても、実際に行動に移すのは簡単なことではありません。
便利さ、快適さ、スピード…それらと引き換えに、何を守れるのか。
“忘己利他”という精神がますます大切になってきている気がしますが、それを本当に実践できる人は、まだそう多くはない。
私自身も、その中の一人だと思っています。
けれどだからこそ、まずは「小さなやさしさ」から始めていけたらと思うのです。
ごみを一つ拾う、誰かの話をちゃんと聞く、自然の変化に目を向ける…そんな積み重ねの中に、きっと“未来を守るヒント”が隠れているような気がします。
人間の進化は、これからは“便利になる”よりも“深くなる”ことかもしれませんね。

自分の心を耕しながら、優しい未来を育てていきたい。
そんなことを、この暑さの中でふと思いました。感謝!