皆さんこんにちは、社長の井坪です。
４月になり弊社にも４人の新入社員が入りました。
月曜の緊張した挨拶を聞き、私も20数年前のこの日を思い出しました。
私が彼らより勝るものと言えば経験という時間の長さ、劣る者は新鮮さと言う鮮度でしょうか。
教えるばかりでなく彼らからも色々な事を学び感じて行きたいと思っています。
（※現在、新入社員研修に一緒に参加しています。）
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
先週、リホームでお世話になった駒ヶ根のお客様M様が来社されました。
出張中に総務の社員から『M様がお支払いに来て頂けるそうなんですが、その際に社長と話がしたい…』との連絡を受けての来社です。
何か不備があったのかな？と、こんな時は悪い思考が頭をよぎります…
その日は出張帰りということもあり打合せが多く、M様とのアポイント時間もギリギリまで打合せがありました。
打合せ時間より早くみえて下さっていたM様。
『お世話になります。社長の井坪です。待たせてしまい申し訳ございません』とご挨拶申し上げると、M様も緊張した様子で挨拶を下さいました。
実はM様と私は初対面。小屋裏の改装工事ということで弊社では大工と設計の担当者が中心となり工事をさせて頂いておりました。
『M様この度はありがとうございました、工事に際して何かご迷惑をお掛けするような事はございましたでしょうか？』
お礼を申し上げ、内容を確認するための話を切り出すと、M様が緊張した表情のままで　『社長！今回はありがとうございました！！』　と工事に対するお褒めの言葉をエピソードを交えて幾つも語って下さいました。
社員の仕事を褒められる事は自身を褒められるよりも嬉しい事。
私の不安は大きな喜びへと変わりました◎
M様とご縁を頂いたきっかけは、昨年飯田市で開催された異業種勉強会での事。
経営者であるM様も参加されていたこの勉強会に弊社でも数名のリーダーと棟梁を参加させておりました。棟梁は慣れないスーツを着ての勉強会です。
M様のグループの中には弊社から参加していた久保田棟梁がおりました。

久保田棟梁は一言でいうとシャイで無口な真面目な男。その部分を勉強会のグループの中で感じ取って下さり今回の仕事のご依頼を頂きました。
振り返ると、勉強会期間中に久保田棟梁が『社長、勉強会で一緒の方から仕事の相談をされました』との報告を受け『凄いじゃないか！お前が信頼されているんだから期待に応えられるように頑張ろうな！』と言った記憶が鮮明に残っておりました。
なぜかと言うとそれくらい【寡黙な男】だからです。
本人は別に堅物なわけでもないのですが、喋る事が苦手で相談を受けた事もございました。
その時に『職人は姿勢で見せればいい。お前の誠意はきっと伝わるし俺はお前の良いところをたくさん知っているよ』と背中を押しました。
M様のお褒めの言葉・感激の言葉の中に何回も何回も出てくる『久保田棟梁の真面目さ・直向きさ』
こんな風に感激の現場をつくってくれる無口な職人を誇りに思いました。
【姿は口ほどに物を言う】
身を持って教えてくれた社員の背中をまた逞しく感じました。感謝！！