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POST:井坪 寿晴 2022.09.09
懇談タイム
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
飯田市ではジメジメとした蒸し暑い日々が続いています…天気でもなんでもそうですがジメジメしていると気分が乗らないものです。
早くカラッと晴れてもらって気持ちよく過ごしたいですね!
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
定期的に近況を話し合う瓦屋の社長との懇談タイム…。
正式な名称も何もありませんが月イチ周期でもう12〜3年行っています。
今週それが行われ又々たわいない話をしました。
たぶんお互いに気づいておりますが、繰り返す話もしばしば(笑)でも決して『それ前に聞いた!』とか『それ知ってるよ!』とか言うことはありません。
同じリアクションで聞き、聞いてくれています。
彼の心地よさなのか?なんなのかはわかりませんが、なんだかリフレッシュできるこの定期会談がわりと楽しみになっている私です。
2歳年上の彼との出会いは、現場で大工と瓦職人という所からのスタートでした。
もう30年くらい前の話しですが、建て方などで野地板を自分たち大工が施工していると、彼がフェルトを背負って登場するのがパターンで、お互いに20代前半で歳も近いこともありよく話をしていました。
そんな平穏な日々の中で突然悲劇が起きました。
彼の父である先代(瓦屋社長)が事故で他界してしまったのです。
急に会社の舵取りを任された彼…それから現場で見ることは少なくなりました。
『現場で最近見んし、いきなり社長って…大丈夫かな〜』そんな感じの事を家でつぶやくと、親父が『大丈夫よ!アイツなら!それに俺がついとる。先代(亡くなった瓦屋社長)と俺は同年でな…アイツには本当に世話してもらったから…俺が役立たんと…』と言っていました。
それから何年か後に父は病気で突然他界しました。
すると瓦屋社長が誰よりも早く号泣して家にやってきました。
『俺は…本当に世話になったんな!今自分があるのも…』と言われた時に、その当時親父が言っていた言葉を思い出しました。
『親父は役に立たないと…と言ってました。役立てたんですね』と言うと、『役立つ!そんなもんじゃないに!俺のとっては父親代わり、社長代わりだったでな!なんでも言ってな!今度は俺が…』何よりもそんな気持ちを父を通して頂けている事が有り難いな〜と思い悲し涙が嬉し涙に変わりました。
『じゃあ何って無いけど…たまに話しをしましょう!』それが今日まで続いている“あの日あの時の気持ちを忘れない“為の懇談タイムになっています。感謝!