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POST:井坪 寿晴 2021.07.16
時間という宝
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
昨日、7月15日は【住まいの情報センター松川】のオープン記念日。
2004年オープンですので、丸17年が経ち18年目に入りました。
17年という歳月で、会社も社会情勢も随分変わりましたが、この施設が名前も趣旨も変えることなく、この地にあることを有り難く思いました。
オープンの日。テープカットをしながら『俺の夢が叶った!』と嬉しそうにしている親父を思い出し、親父の夢の実現に関われた事が嬉しかった事を思い出しました。こういう特別な記念日には色褪せる事なく蘇る感情や風景がありますね。
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
『(息子の)学生野球が終わりました…色々と迷惑をかけました…』とやってきたのは棟梁の松村君。
息子さん(高校3年生)の所属する野球部が夏の大会の地区予選で敗退した翌朝の報告でした。
『そうか…お疲れ様!』
『アイツ(息子)も、しばらく抜け殻かも知れませんけど』
『大丈夫!彼なら、きっと次の夢を見つけられるよ』
こんな会話をした理由、それは彼ら親子の野球ヒストリーを私も知るひとりだったからなのかも知れません。
天才野球少年だった松村棟梁に出会ったのは、彼が16、17歳の頃。
それからなんやかんやで、大工道を井坪で歩むことになり、つきあいが深くなりました。
そんな彼に息子が生まれ、息子は物心ついた時から野球をはじめました。
小学校〜中学校になると、親父はコーチも努めるようになり、真面目で熱心な性格からか、仕事との両立に悩んだ事もありました。
やがて息子は大勢の部員が所属する強豪校の野球部に入り、練習に明け暮れます。
しかしコロナ禍で親子の描いた未来とは違うことも多々あったのだと思います。
この夏の大会は、親子鷹にとってほぼ最初で最後の大会。
10年以上に渡る、この親子の『学生野球』という情熱の物語が終わったのだな〜と思いうと感慨深くなりました。
同時に、親父にくっついて歩いていたあの少年がもう高校三年生(もう少しで大人)なんだな〜と思うと時の流れの早さを感じました。
親がどう子供と関わるか?何が正解で、何が間違いかなんてことはわかりませんが、親も親として子と一緒に育っていく、親になっていくもの。
松村棟梁が野球を通して子供と真剣に向き合った時間は、父親としてとても羨ましく、互いが生涯忘れることのない誇れる時間であり『宝』なのではないかと思いました。
こういう親子関係て素敵ですね。感謝!