皆さんこんにちは、社長の井坪です。
飯田市も例年より少し早い桜の開花で、一気に春らしくなって来ました♪
なにかとフワフワしがちな春に加えて、コロナ自粛の巣ごもりから一気に人が動いている感じもあり…少し心配ですが、気を引き締めて生活したいと思っています。
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
現在、副校長を務めている飯田高等職業訓練校の修了式が行われ、弊社では大工の近藤君が今回卒業を迎えました。
入社と共に入校した2年前と比べ、随分と身体は逞しくなりましたが、あどけない笑顔は変わらずに、新鮮さを保ちながら成長している彼を見て、なんだかとても誇らしく思えました。
他の生徒（社員）を派遣しておられる事業主の皆さんもきっと同様の気持ちなんだろうな〜と思いました。
入職しても、長く続かない人間が多くなったように思えるこの建築業界ですが、夢や使命を持ち技を極めようと頑張る若者達を見ていると、続かない原因は自分たちにも問題があるという事に気づかされます。
しっかり向き合っているか？褒めたり、叱ったり出来ているだろうか？残念な姿は見せていないだろか？自問し反省することが多い私です。
現在、技能五輪の代表を目指している近藤君に、『卒業おめでとう！引き続き頑張れよ！』と声をかけると、『ありがとうございます！頑張ります！！』と力強い返事が返ってきました。

翌朝、昨日のやりとりを聞いていた近藤君の後輩の松下君（今年度３年生）が、なにやら封筒を持って「社長、ちょっといいですか？」と私の机の前にやってきました。
手を止めて「どうした？」と聞くと、恥ずかしそうに封筒の中から紙を取り出し、「２級技能士の試験に合格しま！」と言いました。
その通知を見て「おお！そうか、おめでとう！頑張ったな！」と言うと彼も満面の笑みを見せてくれました◎
数ヶ月前にスランプで悩み、自信を失い、「やっていけないかも…」と相談を受けた弱気な彼はもうそこにはいませんでした。
乗り越えたんだな…と彼の成長を感じました。もう少しで二人の後輩でき先輩となる彼ですが、後輩には壁を乗り越え大きくなったカッコいい背中を見せられそうです。

少しずつかも知れないけど、夢を持ち直向きに技を極めようと頑張る若者達と向かい合い、自分も共に育ち進化しながら、成長の手助けをしたいと思いました。感謝！