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POST:井坪 寿晴 2025.12.12
師走に想う、人間力という名の宝物
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
12月も早くも中盤に差し掛かり、師走の慌ただしさが身に染みる季節となりました。
忘年会だけは順調に着々とこなしながら、どこに行っても「いや〜 一年は早いね〜」と、まるで昨日の続きのような一年を振り返っています。
時の流れが早いというのは、きっと充実している証拠なのでしょう。
そう自分に言い聞かせてはみるものの、「本当に成長できているだろうか」と自問自答する日々。
次年の計画を練りながら、自分を戒めつつ気持ちを整えている…そんな師走です。
さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
最近、AIの進化には本当に目を見張るものがあります。
その作り出すものの多くは、もはやAIか人間かの判断が難しいほど精巧になってきました。
実際に弊社のCM案をAIに任せてみたところ、ほんの数十分で “まあまあ” のものが出来上がってしまった。
驚きを隠せぬまま、そのデータを長年CMを手掛けてくれているクリエイターに見せました。
そこで交わした対話が、実に印象深いものでした。
普段はクールで冷静な彼が、資料を見つめながら、ふとこんなことを言ったのです。
「良くできていますね。でも何かが足りない…
それは社長も感覚的に感じているんじゃないですか?
だから私に見せたのでは?
人とAIを分けるのは、最後は魂なんです。
人に伝えるためにもがいたり悩むこと、
時間を使い、手間を掛けること。
それが言葉であるなら、言霊なのかもしれない。
それは人間からしか発することができないと思うんです。
だからこそ、これからは “本物” が求められる。
人間には、より人間力が必要なんだと思うんです。」
その言葉には、静かな熱が宿っていました。
私は深くうなずきながら、「ああ、これが人間力だ」と胸の奥が熱くなるのを感じました。

振り返ってみると、私は昔から ものではなく“人”で選んで生きてきた 気がします。
「質を見て選んでいる!」と言いたいところですが、私は美食家でもなければ、細部にこだわる鑑識眼があるわけでもない。
では何を見ているのか。
それは、
その人が何を想い、どんな情熱で、どんな姿勢でその仕事に向き合っているのか。
現場の空気、手の動き、想いの深さ、言葉の重み。
そこに触れた瞬間、「買いたい」「使いたい」と心が動く。
どうやら私は、そんな判断基準で生きているようです。
弊社のCMをつくる彼も、まさにそういう“人”でした。

そして今回の出来事を通して、改めて思い知らされました。
井坪工務店を支えてくれている仲間もまた、
それぞれが類まれな“人間力”を持つ人間の集まりだということ。
職人も、設計も、ナビゲーターも、工場も。
一人ひとりの熱が家に宿り、暮らしを支える力になっている。
AIがどれほど進化しようとも、
最後に人の心を動かすのは “人の想い” であり “魂” であり “言霊” なのでしょう。
この師走の忙しさの中で、そんな大切なことに気づかせてもらえたことに、しみじみと…感謝!