新築を考えるようになったきっかけは、アパートの更新時期だったり子どもが生まれたりと
いろんなタイミングがちょうど重なったからです。そんな自然な流れでのスタートと祖父から
後に建築地になる畑を譲り受けたことで、偶然、というか運命のように家づくりが始まりました。
まずはハウジングセンターを見学したのですが、その頃はどんな家がいいのかイメージが
沸かないまま…実は他のメーカーで契約寸前まで話が進んでいました。直前に親から耐震性が
心配だからもう少し検討したほうが良いと助言をもらい、再度検討することに。
その時に巡りあったのが井坪工務店。展示場はアットホームな木の雰囲気を感じ、話を聞く
中で惹かれたのがWB工法の仕組みでした。機械を使わない自然に近い換気方法がある事を知り、
住まいの情報センターで見た犬の模型でその差をわかりやすく学べました。自身アレルギーを
持っていますが、健康で快適に過ごせているのでとても良かったです。

新居でのお気に入りは、キッチン裏に設けた物干しスペース。洗濯機からスムーズに洗濯物を
干せるように設計士さんが考えてくれました。実はアパートで苦労したのが洗濯物でした。
それが今では花粉の時期を気にしないで良くなり、助かっています。間取りでは収納スペースや
ちょっとした場所でも棚を提案してもらい、今その便利さを実感しています。
作業動線も図面ではイメージが掴みにくかったのですが、不自由もなくとても快適に暮らしています。
住んでみて半年。今年の夏はかなり暑かったですが、7月下旬までエアコンを付けずに過ごすことも
出来たので驚きでした。
計画や工事が進む中で重視したことを振り返ると、耐震やWBもですが、担当者からの提案や
コミュニケーションが一番だったと思います。建てるのも建てた後のつながりも人と人の関わりが
大事かと思いました。

ーそう話してくださったH様。建前のお祝いには旦那様、奥様双方のご両親や甥っ子姪っ子たちも
集まり、H様の提案から餅まきをさせて頂きました。「滅多にない機会を家族に見せてあげたい」
との思いをお聞きしそれに応えられるように、棟梁を始め、子どもたちの手拍子や笑い声も響く
賑やかで素敵な日になったことが印象的でした。これも人のつながりを大切に思うH様ならでは
の家造りの一つでした。