木に対するこだわりから生まれた住まいは、玄関、腰板、柱、廊下ときの魅力に
あふれた２世帯住宅

I市にお住いのM様邸は築100年、さすがに老朽化が目立ち始めてきたので、10年ほど前から
新築を考えていた。「どうせ新築するなら今と同じ和風建築がいいね）とご夫婦で話し合い
、時間を見つけては地元や諏訪市、松本まで足を延ばし和風建築を中心に見学したが、
なかなか意に沿った建築会社は見つからなかった。そんな折り、教員をされているご主人の
学校で、弊社の創業者である故井坪会長の、自然や木々をテーマにした講演会が開かれた。
その話に感銘を受けたM様は、当社展示会、見学会にたびたび訪れるようになり、「しっかり」
とした家づくりをしている会社だ」と感心した。「この会社なら自分たちの思う、和風建築の
家を建ててくれそう）と確信し、弊社に建替えを依頼することとなった。

M様がこだわった家づくりは、やはり和風建築。10年間温めてきただけにその想いはとても
強いものだった。その思いにお応えして建てた和風建築は、玄関や庇、柱や玄関先の腰板といった
住まいの顔の部分はすべて無垢材を使用。腰板が印象的な玄関を入ると大きな柱と、格子天井が
出迎えてくれる。また、玄関からは続く廊下も無垢材で仕上げられ、重厚感を感じる造りとなった。
M様邸は二世帯住宅になるため、動線は住まいやすさを優先した。特に間取りは、これまでの日本
建築だと、お客様の訪問のために優先されがちだった一番日当たりのいい場所を、LDKや和室として
配置した。

ご主人は「思っていったとおりに仕上がった」これからは年月を経るごとに、家全体が味わい
ぶかくなっていくのが、とても楽しみ。孫の代にはどんな家のなっているのか、創造するだけで
ワクワクする。今流行りの都会的な家もいいけど、やっぱり和風住宅はいいね。」

今回、営業の方、職人さんなどと、とても気持ちよく家づくりができて本当に良かった。この後
庭や蔵などの工事もお願いしたいと、ありがたい言葉もいただいた。