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POST:大山 純矢 2025.10.25
はじめまして
はじめまして。
10月より設計部の一員として入社いたしました、大山と申します。
移住をきっかけに井坪工務店で設計士として家づくりのお手伝いをさせていただくことになりました。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
移住したばかりで朝と昼の寒暖差になれるのにもう少し時間がかかりそうです。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私の出身は愛知県豊田市です。豊田市の中でもかなり自然の多い地域で、紅葉の名所として知られる香嵐渓のある町で育ちました。
その後、大学進学を機に浜松へ、就職を機に上京し、設計士として働いてまいりました。そしてこのたび、下伊那に移住してきました。
まだ住み始めて半月ほどで、慣れない車通勤に少し緊張しながらの日々ですが、ふと目に入る山並みの美しさに朝から感動することが多くあります。
また、同じ場所でも日によって変わる山の表情は本当に魅力的だなと感じています。
出身地も山あいではありますが、もっと迫ってくるような雰囲気なので、山の見え方や距離感がまったく違ってとても新鮮に感じます。

こうした日常の中にある美しさは、移住のような大きく環境が変わるとより気づきやすくなるのかもしれません。
ただ普段の暮らしの中では見過ごしてしまいがちですが、本来はどんな日常の中にも様々な美しさが潜んでいるのではないかと思います。
たとえば、植物越しに差し込む朝の光、風に揺れるレースのカーテン、玄関に無造作に転がる靴にさえも、美しさを感じる瞬間があるかもしれません。

家の中には、そうした“美しさの機微”のようなものが息づいていると思います。
そして、そのきっかけをつくるお手伝いをすることも、設計士の大切な役割のひとつではないかと考えています。
もちろん、家づくりにおいては、性能や機能、使いやすさをしっかり担保することも大切です。
多くの要素が関わる家づくりだからこそ、一つひとつ丁寧に向き合いながら、より良い家づくりをしていければと思います。
改めて、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。