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POST:井坪 寿晴 2025.10.10
若き職人たちが母校へ!
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
朝晩はすっかり肌寒くなりましたね。
とはいえ日中はまだまだ暖かく、つい夏支度のまま外出してしまう私。
休日に短パンで出かけると「ちょっと…」と家族からダメ出しをくらいます(笑)
どうにも衣替えができない私です。
さて皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
10月7日(火)、母校である飯田OIDE長姫高校に行ってきました。
今回は、飯田職業訓練校の会合に参加された飯田市役所の担当職員の方が中心となり、
「職人という職業を若い世代に理解してもらいたい」という目的で実現した特別授業です。
対象は建築科の1年生。
未来の地域を支える若者たちに、職人の世界を肌で感じてもらう貴重な機会となりました。

授業を担当したのは、弊社のベテラン職人・中村さん、
そして若手大工の平野君(25歳)と北原さん(23歳)の3名。
3人とも、現場で日々汗を流す“リアルな声”を生徒たちに届けてくれました。

中村さんは「生活のあらゆるところで職人の技が生きている」というテーマで話をしてくれました。
特に印象的だったのは、
「表には出ない名もなき職人たちが、社会を支えている」
という一言。
大工だけで家が建つわけではなく、無数の職種が関わり合って“暮らし”ができている。
その言葉に、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
私自身も改めて、職人一人ひとりへの感謝とリスペクトを深く感じた瞬間でした。

若手の平野君と北原さんは、事前に生徒たちから寄せられた質問に答える形でトークを展開。
中でも印象に残ったのは、
「大工は稼げますか?」
という率直な質問に対して、平野君が迷わず言った
「その人次第です!」
という答え。
若いながらも、覚悟と誇りを持っている姿が本当に頼もしかったです。

授業を通じて感じたのは、教えることは学ぶことということ。
生徒たちに伝える側の職人たちも、改めて自分の仕事を見つめ直し、“志”を磨く時間になったと思います。
この経験が、若手たちのさらなる成長につながると確信しています。
地域の未来を担う若者たちへ、そしてその若者たちに背中を見せる我々大人たちへ。
これからも“技と心”を受け継いでいけるよう、井坪工務店としてできることを一歩ずつ続けていきたいと思います。感謝!