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POST:井坪 寿晴 2025.04.25
酔いも耳も、大人びて
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
今週は月曜、火曜、水曜と、珍しく夜の予定が続きました。
どれも気の置けない仲間たちとの会合で、笑い声とともにグラスが進む夜ばかり。
こうして書いている今も、実は明日、本社工場で井坪工務店恒例の“お花見”が控えておりまして…どうやら今週は、お酒と縁の深い一週間のようです。
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私と酒の関係は、全く飲めなかった父と、よく飲める母の中間といったところで、決して弱くはないが、酒豪というわけでもありません。
父が生きていた頃は多くの場面で「オヤジの代わりに飲め」と周囲から促され、ついつい酔いつぶれることも珍しくなかったです。
とはいえ、私の酔い方は割と上品(?)なほうで、酔うと楽しく騒ぐタイプですが…騒ぎ過ぎか?との噂もありますが(汗)喧嘩などの醜態はさらさないことが決まりです。
これは昔、飲めない父がよく言っていた「喧嘩するくらいなら、酒なんか飲むな」の言葉が刷り込まれていて、酔ってもそっちには乱れない自分の形を作ったのかもしれません。
ただ…さすがに53歳。どう酔うかは別にして若い頃と同じペースで飲んでいたら、翌朝にツケがやってきます。
少し自制しないと、翌日の予定が人生に彩りを添えるはずのお酒で狂ってしまう。
そんな折、テレビで高田純次さんが補聴器のCMに出ているのを見かけました。
「聞こえが悪くなったんじゃない、大人の耳になったんだ」と、彼らしい軽妙なセリフ。
ああ、なんていい表現だろうと笑ってしまいました。
耳も、体も、そして酔いも…少しずつ「大人の感覚」へと変わっていく。
それをただ“衰え”と受け取るのではなく、“味わい”として付き合っていけたら。
そう思えるようになったのも、歳を重ねたからこそかもしれません。
明日のお花見も程よく楽しみ、程よく引き際を心得て、大人の余裕を見せられればと思う今日この頃です。感謝!