皆さんこんにちは、社長の井坪です。

富山にて“世界一美しいスターバックス”を見ました♪

それは景観も含めた美でした。いい建物とは単純に建物がシェルターのような性能を持つだけではなく、その風景と植栽と人が豊かに美しく重なる場所…これは家も全く同じだ！そんな感覚を春の強風が吹く富山で感じました。

さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今週は火曜日・水曜日と富山県へ社員と共に視察に行ってまいりました。

世界一美しいと称されるスターバックスを外から眺めたり、残雪が残る美しい立山連峰を眺めたり、情緒ある路面電車に揺られたりと富山の街並みも楽しみましたが、今回の本当の目的は同業者視察です。

火曜日は前川建築さん、水曜日はYKKAPさんを訪問させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。今回の視察メンバーはナビゲーター、広報、担当設計、工事リーダーと充実した布陣。

それぞれの視点で学びを得られるよう、段取りを支えてくださった ウッドビルドの児玉さん、内山さん に感謝申し上げます。
また、長い道のりを安全に運転してくれた ナガイの松下さん、本当にありがとうございました。

そして、何よりも今回の視察を快く受け入れてくださった 前川社長、そして社員の皆さまに心から感謝いたします。

私自身、前川建築さんを訪問させていただくのは今回で4回目となります。これまで様々なご縁や機会をいただき、その魅力に触れてきました。それでも、知っているつもりでいた私が、今回社員と共に前川建築さんの建物を巡りながら、何度も心が震える瞬間を経験しました。

一つひとつの設え、余白の持つ力、簡素でありながら極めて上質な美学の表現。そして何より「思い」の通った住まいの佇まいに、目が覚めるような感動を覚えました。建築には、正解があるようで実はありません。しかし、私たちが目の当たりにしたのは「本質を捉えた家」そのものでした。そこには技術やデザインという形だけではなく、人の覚悟や美意識がしっかりと息づいていたと思います。

井坪工務店も地元で60年を迎え、「老舗」と言われる工務店になりました。しかし、長く続けることでその理由を見失ったしきたりや慣習も少なからず生まれてきます。このままではいけないという葛藤と模索の日々の中で、今回の出会いはまさに希望の光でした。社員たちもきっと同じ想いを胸に刻んでくれていると信じています。

この視察を通して、前川建築さんの「建物」だけでなく「人」の魅力にも触れることができたことは、何物にも代えがたい財産です。これからも互いに高め合える良き仲間として、末永くお付き合いいただければ幸いです。

帰り道、社員たちと交わした熱のこもった会話の中に、私たちの明日への一歩を感じました。富山での学びを胸に、井坪工務店もまた本質を見つめた家づくりに邁進してまいります。感謝！