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POST:井坪 寿晴 2025.04.11
安全大会を前にして
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
飯田市の桜並木の桜も満開を迎え、一気に春めいてきました♪
さあこれからは始まりの春ですね!
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
いよいよ今日の午後、年に一度の井坪工務店の安全大会です。
この大会は、井坪工務店と日の出会(協力業者会)約300名の職人・技術者の皆さまが集まる大切な場です。
この安全大会で毎年お伝えしているのは、「現場の仕上がりさえ良ければいい」では済まされないという、私たち井坪工務店の基本姿勢です。
家は「商品」ではなく「人生の器」だと、私は思っています。
だからこそ、建てるプロセスそのものが誠実でなければ意味がない。
お客様の大切な住まいを、安心して任せていただけるためには、素材の質だけでなく、手がける人の“人間としての質”が問われるのです。
15年前、父である先代が他界し、私はこの会社を継ぎました。
創業者である父は一人の大工として、腕も人柄も信頼される存在でした。
そんな父の背中を追いながら、気づけばこの会社も創業から60年。
ありがたいことに、いい仲間とお客様のご縁に恵まれて、地元で知って頂ける工務店になれたのではないかと思っています。
時代の流れとともに、家づくりの在り方も変わってきました。
私たちもいろいろな経験を重ねる中で、「たくさん建てること」よりも「一つひとつを丁寧に建てること」の大切さに、改めて立ち返るようになりました。
その延長線上に、営業スタイルの見直しや、ナビゲーター制度の導入といった取り組みも自然と生まれてきたのだと思います。
売り込むのではなく、聞く・寄り添う・共感する。
そんな姿勢でお客様と向き合う中で、自然と私たちの家づくりに共感してくださる方が集まってくるようになったと感じています。
私たちは、「家づくりは人づくり」という言葉を体現する会社でありたい。
だからこそ、安全大会では毎年、私自身の言葉で『チーム井坪の職人達』に想いを伝えることにこだわっています。
その想いに賛同し、プロとしての誇りを持って施工に携わってくれる方だけに、井坪工務店の認定資格修了証を交付しています。
家は、建てた後の人生と共に歩むもの。
その出発点に関わるすべての人たちが、誠実であり続けること。
それが、井坪工務店の家づくりの根幹です。
私たちの家づくりは、今年もその変わらぬ想いとともに進んでいきます。
今日の安全大会が、新たな一歩になることを願って。感謝!