『幸せな言葉のキャッチボール』〜 抜筆のつづりから学ぶこと〜 - 井坪工務店|長野県飯田市の工務店

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井坪 寿晴
代表ブログ
POST:井坪 寿晴 2025.02.07

『幸せな言葉のキャッチボール』〜 抜筆のつづりから学ぶこと〜

皆さんこんにちは、社長の井坪です。

今週は雪が降り、また吹雪もあり…なんとも冬らしい気候になりました。

交通事故、現場での事故を心配しましたが、KY活動が徹底されており安全に働いてくれる社員と日の出会も皆様を誇らしく思いました。ありがとうございます!

 

さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

私の所属するロータリークラブで毎年配布される『抜筆のつづり』。

今回で第84号となるこの小冊子は、クマヒラホールディングスさんが長年にわたり発行を続けてくださっている素晴らしい読み物です。

実は私、この冊子が配布される例会が大変楽しみで、始まる前からつい熟読してしまうほどです。修養、自然と文化、職業奉仕など、様々なジャンルの名文が収められており、読むたびに心がシャキッとしたり、ホロッとしたり、人生や生き方について深く考えさせられたりします。

思い返せば入会当初、初めてこの冊子をいただいた時は、それほど興味を持っていませんでした。しかし、叡智にあふれた大先輩である落合さんから「この冊子はいいことが書かれているから読むと良いよ」と例会の食事中に勧められ、それ以来すっかりファンになってしまいました。

今回特に印象に残ったのは、「笑い・ユーモア」というジャンルに収められていた『幸せな言葉のキャッチボール』という文章です。これは、現在モナコ公国で暮らす女性起業家のエミチカさんのお話。彼女は50歳で突然ご主人を亡くし、2億円もの借金を抱えるという苦境に立たされながらも、化粧品事業を立ち上げ、わずか5年で年商7億円にまで成長させた方です。

エミチカさんがモナコで学んだことは、「挨拶や褒め言葉を使うのが上手」という文化でした。ある日、悩みを抱えてうつむき加減で歩いていた彼女に、見知らぬ男性が「こんにちは!良い天気だから上を向こうよ!胸を張って太陽に見せよう!」と明るく声をかけてくれたそうです。後に、その方が世界的に有名なアパレルブランドの創業者だと知ったそうですが、このエピソードはモナコという街の文化をよく表しています。

モナコでは、単に「こんにちは」と言うだけの挨拶はしないそうです。必ず「今日の服はとても似合ってるね」「君の笑顔が素敵で元気がでたよ」といった、相手を褒める言葉を添えるのだとか。そんな幸せな言葉のキャッチボールが自然と交わされる街なのです。

このような体験から、エミチカさんは「ポジティブな言葉の出し惜しみはやめよう」と行動を変えられたそうです。すると不思議なことに、自分が褒め言葉をかけられた時も素直に受け取れるようになり、心が明るくなって幸せを感じられるようになったとのこと。

この話を読んで、私も思わずニコッとしてしまいました。

自分が満たされていると、周りの人々にも幸せをお裾分けしたくなりますよね。私も、この幸せの連鎖の発信源の一人になれたらと思います。

出会ったこともないエミチカさんから学ばせて頂く日になりました。

改めて、このような素晴らしい冊子を毎年お届けくださるクマヒラホールディングスさんに心から感謝申し上げます。これからも、この『抜筆のつづり』から多くの学びと感動をいただけることを楽しみにしています。感謝!