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POST:井坪 寿晴 2025.01.24
日々の出来事と家づくりへの想い
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
まだまだ寒い日が続いておりますが、少しずつ日が長くなってきたことを感じる今日この頃です。つい先日始まったばかりの1月も、気がつけばもう終盤。時の流れの早さを実感しております。
この間、久しぶりに友人と飲む機会があり、改めて「お酒は程々に」という教訓を得ました(笑)。それに中年になってからは、一度ついた贅肉がなかなか落ちないもので…。ふと思うのですが、これは私たちが持っている常識や経験にも似ているかもしれません。一度身についた考え方や価値観も、贅肉と同じようになかなか手放せないものですね。
そう考えると、私たちの経験や価値観も、不要な脂肪と鍛えるべき筋肉のように区別できれば、どんなに素晴らしいことでしょう。成長の妨げとなる古い考えは潔く手放し、これからの時代に必要な知恵は大切に育てていく。そんな賢明な判断ができる人間でありたいものです。(少し長くなっちゃいました(笑))
さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。
最近、世間を騒がせているニュースを目にするたび、胸が締め付けられる思いがします。フジテレビの問題や「えっ」と目や耳を疑うような報道など、次々と明るみに出る真相に、現実とフィクションの境界が曖昧になっていくような不安を覚えます。
また情報化社会の進展により、誰もが自由に意見を発信できる時代となりました。しかし、その自由は時として、知らない誰かを傷つける凶器となることもあります。特に心を痛めるのは、真相を知らない第三者までもが安易に加担してしまう風潮です。
最近話題の「闇バイト」という言葉。見知らぬ人の家や店を標的にした犯罪行為が、単なる「仕事」として扱われる。このような価値観の歪みに、私たち大人は真摯に向き合わなければならないと感じています。
だからこそ、私たち井坪工務店が追求する「家づくり」の意義を、改めて考えさせられます。
住まいとは、単なる器ではありません。そこは、人々の感性が育まれ、心が豊かに成長していく大切な場所なのです。設計から施工まで、私たちが家族一人一人の暮らしを思い描きながら丁寧に作り上げた想いは、目には見えなくても、確かな形となって現れます。
そして、その想いは必ず住まう方々の心に届くと信じています。
なぜなら、人は誰しもが繊細な感性を持つ生き物だからです。
床の木目の美しさ、光の入り方、空間の心地よさ。優しい気持ちが包み込むようなそれらは全ては造り手の誠実な想いが形となったものなのです。
世の中が混沌としているからこそ、私たちにできることがあります。
それは、一つ一つの家づくりに真摯に向き合い、誠実な仕事を積み重ねていくこと。これは小さな光かもしれません。でも、この光が少しずつ増えていけば、きっと世の中はもっと温かくなるはずです。
そして、これからも研鑽を重ね、心のこもった家づくりを通じて、皆様の暮らしに寄り添っていきたいと思います。感謝!