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POST:井坪 寿晴 2015.05.22
細部に神が宿る
みなさんこんにちは、社長の井坪です。
梅雨の前の穏やかな天候が続く今週。
弊社では、建て方の工事が続きますので、毎日の天気に特に敏感になっています。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
全体研修会からスタートした今週は、ご契約や着工式、出張などがあり『あっ』と言う間にブログ当番の日を迎えてしまいました。有り難く幸せなことです◎
この様に出来事の多い週は何をご報告していいか迷うのですが、今回は『繋がりとご縁』のエピソードを書かせて頂きます。
5月19日(火曜日)にご契約を頂きましたお客様を本社木材倉庫にご案内した時のこと。
お客様より、生前の父(先代社長)とのお話を聞かせて頂きました。
内容は、10年程前の事、以前某大手電力業者にお勤めだったお客様が現場の電力調査に伺った時、そこに居た父が『お茶を飲んできな』と誘ってくれた…というお話でした。
調査に行って『お茶を飲んでいきな』と言われる事はほとんど無かったので、とても嬉しく印象に残っていると話して頂きました。
『嬉しかったな~この人は別け隔てのない人だな~と思ったんな…だからいつか家を頼むんなら井坪と決めとったの!』
本当にありがたいお言葉です。
お客様の言葉から、在りし日の父の姿を思い出すことが出来ました…確かにそういう人でした。
人が結んだご縁をしっかりと形にしてお返ししなければ!受け継いだ者の責任を感じました。
その日の夕方、別のお客様の着工式が行われました。
この式の最後はお客様のご挨拶です。そのご挨拶の中に又も驚きがありました。
お客様がご勤務されている会社の朝礼の中で弊社の話が出たそうです。
『井坪工務店では、家は建てて終わりでは無く建ててから関係が始まると言っている…お客様との繋がりはこういう姿勢が大切だ…』
上司の方がそう言って語って頂いた事で弊社を覚えていて下さり今回の工事へと繋がったとの事でした。
先代社長の口癖の中に『一度建てていただいたら親戚同様のお付き合い』と言う言葉があります。
これは現在でも弊社のスローガンとして全社員が守っている大切な行動指針になっています。
同じ日に、2つの『繋がり・ご縁』からなる出来事が改めて【有り方】の大切さを教えてくれました。
【細部に神が宿る】
『自分に嘘をつくな!』『見えない所こそ丁寧にやれよ!』
頑固で優しく真っ直ぐな先代の声が聞こえて来ます。