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POST:井坪 寿晴 2026.08.21
あの日の子ども
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
8月11日、盆休み前の最終日に、今年も「夏休み子供工作広場」を開催しました。
今回で28回目になります。
コロナ禍で一度お休みしましたので、第1回を開催したのは29年前ということになります。
あの頃は、まさかこんなに長く続くとは思っていませんでした。
今でも、よく覚えていることがあります。
第1回の終了挨拶で、若き日の私は、参加してくれた子どもたちに向けてこう言いました。
「この子供工作を通じて、大工になりたいと思ってくれる子がいたら嬉しい!」
本当に、昨日のことのように覚えています。
あれから29年。
もしかしたら、あの日参加してくれた子どもの中に、本当に大工になった人がいるかもしれない。
あるいは、親となって、今度は自分の子どもを連れて参加してくれている人がいるかもしれない。
そんなことを思うと、何とも言えない気持ちになります。
ここまで続けてこられたのは、毎年楽しみに参加してくださる子どもたち、そしてご家族の皆さんのおかげです。
そしてもう一つ。
毎年、「今年も喜んでもらおう」と、情熱を持って準備してくれる弊社の大工たちのおかげです。
昨年と今年、この子供工作広場を指揮したのは、大工の近藤くんです。
入職7年目。26歳の若者です。
考えてみれば、この子供工作広場は、彼の人生より長く続いているイベントです。
そのイベントを、今、彼が中心となって動かしている。
若き日の私が子どもたちに伝えたかった思いが、形を変えながら、若い大工へ受け継がれている。
そう思うと、感慨深いものがあります。
今年も、子どもたちは一生懸命でした。
お父さんやお母さんと一緒に考え、大工さんに教わりながら、夢中で作品を作っていました。

きっと、今日作ったものは、いつか壊れたり、使わなくなったりするかもしれません。
でも、家族と一緒に夢中になって作った今日の時間は、きっと心のどこかに残ると思います。

作品よりも、時間が残る。
それが、この工作広場を続けている一番の意味なのかもしれません。
29年前に抱いた思いは、今もあまり変わっていません。
でも今は、それだけではない気がしています。
子どもたちに、木に触れる楽しさを知ってほしい。
ものを作る喜びを、少しでも感じてほしい。
そして何より、お父さんやお母さんと。
おじいちゃんやおばあちゃんと。
一緒に考え、一緒に手を動かし、一緒に笑いながら何かを作った。
そんな夏の思い出になれたら、それが一番嬉しい。
こういう時間を積み重ねていける会社でありたいと思います。
感謝。