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POST:井坪 寿晴 2026.07.31
知らないと言わない人
皆さんこんにちは、社長の井坪です。
先日、入社してまだ一年経たない
大山くんから声をかけられました。
「この物件の業者決めについて、
打ち合わせをお願いできますか」
ただ、その物件については、
契約したと聞いてから少し時間が経っていました。
私は思わず、
「えっ、まだだったのか」
と言いました。
もう少し早く聞いてほしかった。
段取りとしては、ここで止めてはいけない。
そんな思いがあったからです。
でも、話しながら、ふと思いました。
これは、我が社の仕事の流れです。
長くいる人間にとっては当たり前でも、
入社して間もない人にとっては、
誰かに教わらなければ分からない。
私の方から、
「あの物件、業者決めは済んでいるか」
と声をかけてもよかったのではないか。
そう思い直して、
「よし、今やろう」
と時間をつくりました。

その時、大山くんは、
「すみません」
と頭を下げました。
でも、彼は一度もこう言いませんでした。
「知らなかったんで」
「聞いていなかったんで」
言おうと思えば、言えたはずです。
入社してまだ一年経っていない。
我が社独自の流れも、
すべて分かっているわけではない。
でも、彼は言い訳にしなかった。
私は、その姿を見て、
少し恥ずかしくなりました。
自分はどうだろうか。
忘れてしまったことを、
「聞いていない」と言っていないだろうか。
確認していなかったことを、
「知らなかった」で済ませていないだろうか。
本当は自分がもう一歩踏み込めばよかったことを、
誰かの説明不足にしていないだろうか。
大山くんの「すみません」には、
言い訳がありませんでした。
その潔さに、
こちらの方が背筋を伸ばされました。
入社一年に満たない彼に、
大事なことを教えられた気がします。
私も、簡単に
「知らなかった」「聞いていない」で
逃げない人間でいたいと思います。
感謝。