気楽なのは、俺だけだった - 井坪工務店|長野県飯田市の工務店

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井坪 寿晴
代表ブログ
POST:井坪 寿晴 2026.07.24

気楽なのは、俺だけだった

皆さんこんにちは、社長の井坪です。

先日、工事部リーダーの北沢くんと東京へ出張に行きました。

北沢くんのキャリアは30年超。
入社は私より一年早く、年齢は私が二つ上です。

付き合いは、もう30年を超えています。

だから私にとって彼は、どこか気楽な存在でした。

出張も、彼となら気が楽だ。
そう思って車に乗り込みました。

駒ヶ根あたりで、彼が
「僕が運転します」
と言ってくれました。

出張先のセミナーで、弊社の自己紹介について意見を求められた時、彼はふっと私の方を見て、
「私が発言した方がいいですか?」
と聞いてきた。

懇親会では、私が注文してから自分の注文をする。
私が話し始めると、静かに聞いている。

車の中の会話も、振り返ると、ほとんど私がネタを振っていました。

一つひとつは、小さなことです。
その場では、気にも留めていませんでした。

でも、帰りの車の中でふと思ったんです。

——気楽なのは、俺だけだったのかもしれない。

彼はずっと、出るところと引くところをわきまえていた。

30年の付き合いだからといって、馴れ合わない。
気楽に見せながら、一線は絶対に崩さない。

それは、社長と部下という役割への敬意なのだと思います。

私は「気楽な関係」だと思っていた。
でも彼は、その気楽さの裏で、ずっと襟を正してくれていた。

親しき中にも礼儀あり。

この言葉の本当の意味を、30年経って教えられた気がします。

そんな彼に付き従われる上司として、自分はふさわしい男でいられているだろうか。

いいプレッシャーです。

もちろん、飲んで歌えば最高のパートナーです。

でもそれは、お互いに襟を正す時間があるから、楽しいのかもしれません。

長い付き合いに甘えず、
近い人ほど大切にする。

そんなことを、北沢くんに教えられた出張でした。

感謝。