覚えていてくれる人 - 井坪工務店|長野県飯田市の工務店

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井坪 寿晴
代表ブログ
POST:井坪 寿晴 2026.06.19

覚えていてくれる人

皆さんこんにちは、社長の井坪です。

結婚して一年目のことです。
事務所で、当時の事務員だった関島さんから、
ふいに声をかけられました。

「専務、1年ですね。
 おめでとうございます。早いですね」

——覚えていてくれたんだ。

思っていた以上に、嬉しかった。

もう一つ、忘れられないことがあります。

父の命日に、
長いお付き合いのある業者の社長さんから、
「もう1年になるね。早いね」
と声をかけていただいたこと。

お祝いの日を覚えてくれている人は、
いるかもしれません。
でも、お悔やみの日を覚えてくれている人は、
そう多くありません。

だからこそ、心に残りました。

それから私は、
Googleカレンダーに
誕生日だけでなく、
その人にとって大切な日も
記録するようになりました。

ご家族の誕生日。記念日。命日。
ふと話してくれた出来事。

気がつけば、
毎日が誰かの記念日でいっぱいの
カレンダーになっていました。

今週、6月16日の欄に、
こんな表示がありました。

「丸山辰也 誕生日 50歳」

大工の丸山くんです。
18歳で入社して、もう50歳。
当時、指導役だった私を、
一杯入ると今でも「兄貴」と呼びます。

早速、「もう50だな。おめでとう」と送ると、
丁寧なお礼の返事が届きました。

30年以上の付き合いです。
誕生日を祝ったつもりが、
こちらの方がありがたい気持ちになりました。

社員のお子さんの誕生日も、
分かる範囲で入っています。
夕方になると、
「今日は〇〇さんの誕生日だね。
 早く帰ってあげないと」
と声をかけたりします。

そう言うと、
みんな少し嬉しそうな顔をする。
その顔を見ると、私も嬉しくなる。

記念日を覚えるというのは、
ただ日付を覚えることではありません。
その人の人生の一部を、
少しだけ大切にすることなのかもしれません。

今日も、誰かの大切な日を、

そっと覚えていられる人でいたいと思います。

感謝。